国公立大学の月々平均学費は5万円?国立・公立大学別、大学在学期間でかかる費用

こどもの進路には、親としてできる限りのサポートをしてあげたいものですね。

ではもしも将来子供が「大学に行きたい」と相談してきたら?

もちろん応援したい気持ちはあると思いますが、反面で心配になるがずばり資金面でしょう。

事実、大学進学にはとてもお金がかかります。

その中でも私立大学と国公立大学でかかる費用は雲泥の差といわれていますので、子供には可能な限り国公立大学へ進学してほしいと願う親は多いのではないでしょうか?

今回はそんな国公立大学の学費について国立・公立大学別に解説します。

・国公立大学って本当に学費が安いの?在学中にかかる学費はいくらくらい?

・月々どのくらいの費用負担で済むの?

・国立・公立大学では学費にどのような差がある?

学費の目安がわかれば先駆けて貯蓄しておけますし、お子さまの背中も押してあげやすいはず。

この記事を参考にしていただきながら、お子様の進路と家計・今後の貯蓄について一緒に考えていってみましょう!

国立大学

大学進路の中では一番リーズナブルとされている国立大学。

学部ごとの定員も少なく狭き門ですが、学費のことを考えると是非ともお子様には頑張って目指してほしいものですね。

さて、国立大学の基本的な学費は、国立大学法人法に基づいて定められています。

入学料

国立大学の入学金は一律28万2,000円です。

やや高いようにも感じますが、数百万単位の私立大学から比べるとかなり良心的でしょう。

授業料

こちらも国立大学法人法に基づき、2018年では53万5,800円とされています。

大学への入学が決まるとまず学校納付金として主に入学料を支払い、1年間の授業料の半分(前期分)を5月までに納めます。

つまり最初にかかる費用は、

28万2,000円+26万7,900円=54万9,900円。

後期分はまた10月以降に自動引き落としされます。

それでは入学料・授業料をまとめて大学在学中の学費を表すと以下のようになります。

大学4年間で240万円、6年間ではなんと約350万円!

ちょっと良い車が1台手に入れられそうな金額です。

トータルの費用は大学6年間の方が費用は当然高くなりましたが、月数が多い分毎月の費用は抑えられる結果となりました。

本当に大学卒業までの費用がこれだけならばいいのですが、上記の金額はあくまでベースであり、そこに設備費や実習費、保険料等の諸経費が加わることも。

駿台・河合が認定している難関国立10大学で例を挙げてみます。

下記の表は各大学の学生募集要項と公式ホームページを参考に作成しました。

大学の保険に加入することが必須の大学が多いようですね。

4年間(医学部等は6年間)で数千円ですから高い金額ではありませんが、費用に変わりはありません。

また神戸大のように、任意ではあるものの同窓会費等がある大学もあるようです。

特に神戸大学はとても親切で、上記のように入学してからも実習用の経費がかかる場合があるということを、募集要項の時点で明記してくれています。

さらに4年間にかかる教材費の目安もホームページで公表しています。

そして九州大では面白いことに、ノートパソコンの購入が必須となっていますね。

これも募集要項にしっかり記載されていました。

このように、学費はあくまで一部であり、学部によって学費以外にも必要経費があることを覚えておきましょう。

公立大学

国立大学と公立大学はよく一括りにされるので同じように感じますが、実は設置運営する母体が異なります。

国立大学は、その名の通り国が母体となって設置・運営しているのに対し、公立大学の母体は地方自治体。

このことが様々なメリットに繋がり、最近では公立大学として新しく開設している私立大学や短期大学が多くなっているのをご存知ですか?

そして公立大学数は年々増加し、今や国立大学の数よりも多くなっています。

さて、そんな公立大学ですが、入学料や授業料はどのくらいでしょうか?

また、地方自治体運営ならではの金額設定やいかに!?

入学料

基本的には国立大学と同じ28万2,000円ですが、国立大学のように一律ではなく、入学料を各大学で設定することができます。

同時に地方自治運営の恩恵を受けられる1つでもあるのが入学料です。

実は、進路先の公立大学と同じ地域に住んでいれば、なんと入学料が割引になる可能性が!

例えば有名な首都大学東京では、東京都に住んでいる人は入学料が半分になりますし、日本最大の公立大学と名高い大阪市立大学の入学料も大阪府内在住であれば約4割で済みます。

さらに和歌山県立医科大に関してはなんと驚きの6割引き。

もともとが75万2,000円と割高なので割引して28万2,000円ですが、和歌山っ子ということが地方出身の入学者と比較しても大きなメリットになることは間違いありません。

ちなみに県内者割引が適応された金額の中で入学料が一番安くなった大学は、沖縄県の名桜大学。

もともと県外者の入学料が25万円と割安ですが、さらに沖縄本島北部在住の人であれば半額の12万5,000円になります。

平均すると、地域内在住の入学者では23万円、地域外の入学者では39万4,000円になるようです。

授業料

入学料に続き、授業料に関しても基本的には国立大学と同額で、一部大学で金額を個別設定しています。

例えば平成29年度の授業料での最安値は新見公立大学で48万6,000円、最高値は69万6,000円の国際教養大学でした。

一見入学料ほどの振れ幅はないように見えますが、一度きりの納金の入学料に対し、授業料は毎年支払うものです。

すると毎年の積み重ねの結果相当な金額幅になることは一目瞭然。

最安値の新見公立大学と最高値の国際教養大学では、授業料だけで卒業時には84万円もの差になります。

100万円近く違ってくると家計にも大きく影響してきそうですね。

そんな公立大学の授業料ですが、平均すると53万8,300円。

基準の授業料よりも若干割高になりました。

それでは、これまでの公立大学の学費に関して平均値をもとにまとめてみます。

出典⇒文部科学省平成29年度学生納付金調整結果

こうして表にして比較してみると、やはり地域の内外の違いは大きいですね。

住んでいる場所で卒業までに40万円近く変わることになります。

そして嬉しいことに、地域内入学者の毎月の費用が4年大学・6年大学ともに5万円を下回りました。

さらに言うと、同じ在学期間で国公立大学で比較した時、授業料は国立大学の方が低いにも関わらず公立大学の方がともに国立大学よりも金額が抑えられています。

これもやはり入学金の力が働いていると考えられます。

恐るべし地方自治体のサポート力!

ただし上記に加え、国立大学の説明でも触れたように設備費や保険料、学部特有の実習費といった諸経費が必要になることも大いに考えられます。

また上記でもあったように、平均金額よりも高く設定している公立大学もありますので、資金準備には余裕をもって用意しておきましょう。

まとめ

今回の記事についてポイントは2つ。

・国立大学は入学料、授業料ともに一律だが、設備費や学部実習費などのイレギュラーあり!

・公立大学はその地域出身の方がかなり学費が優位!

公立大学に関しては地方自治体の努力が家計を救ってくれる結果となりましたね。

そしてどちらの大学にせよ、なかなか身近に感じられる金額となったのではないでしょうか?

しかし入学してからはどんなものに追加費用がかかるかはわかりません。

この金額で余裕を見るのではなく、これ以上が必要だという認識で今後の資金の目安にしてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です