1000万円じゃ足りない?!子供が生まれてから大学を卒業するまでに必要なお金

『自分がそうだったように、あるいはそうではなかったからこそ、自分のこどもには(も)不自由なく生活させてあげたい』

そう考える、子供想いのパパ・ママは多いことでしょう。

そしていざ親になったとき、

『こどもの養育費って、1人あたりいくらかかるんだろう?』

『どの時期に、どれだけお金が必要かな?』

『家族が増えても、ちゃんと生活していけるかしら?』

と、

本当は新しい命の誕生に手放しで喜びたいところが、小さな命以上に大きすぎる喜びと責任や不安で気持ちがぐしゃぐしゃになりそうです。

そこで今回は、子供がこの世に生を受けてから大学を卒業するまでの子育て期間にかかるお金について解説します。

最初から漠然とでも子育てに必要な金額を数字で見れたら、かかるお金への心構えができますし、目標に向けて貯金もしやすくなりますね。

未来から逆算して日々の生計も立てやすくなるでしょう。

そのように“わからない”から生まれる不安要素を少しずつ取り除けば、将来をイメージするのも少し楽しくなりませんか?

この記事が、これからお子さんを出産される方、ママデビューされた方の、子育て未来予想図のヒントの1つになれたら幸いです。

もくじ

1,000万じゃ足りない!?子育てっていくらかかるの?

あなたは、現代の日本で子供が生まれてから大学卒業までに、どれくらいのお金がかかると思いますか?

私は今30代前半の主婦ですが、私が幼いころは子供1人育てるのに1000万円くらいかかると言われていたような記憶があります。

では現代はというと、2018年時点での調査では、幼稚園から大学までの教育資金はなんと総額1162万円!

(内訳については後ほど解説します)

収入によってこの金額への捉え方は様々ですが、ここで1つ考えてほしいのは、これはあくまで教育資金だけのモデルケースということです。

もちろん子供の進路でも変わってきますし、ここに生後からの衣食住の生活費や、誕生日、入学式・卒業式などの子供ならではのイベントにかかる費用が上乗せされます。

さらにもし幼稚園からお受験をしたり、大学で一人暮らしをすることになればそれ以上に必要になるでしょう。

食費を含めた生活費を合わせると…なんと2000万円にもなる可能性があるのです!

夢と希望を託して投資するという意味からすると、まさに“ドリームジャンボ”!

いろんな意味で『子は宝』です。

1162万円の内訳

まずは先程触れた教育資金の総額の内訳をみてみましょう。

ちなみに総額と内訳は、以下の資料をもとに試算されています。

幼稚園から高校:文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」

大学:独立行政法人日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」

高校から大学へ教育資金の跳ね上がりがおそろしいことになっていますね…

この金額でもびっくりですが、もし理系や医歯薬系の私立大学であればさらに高額になるでしょう。

また、小学生(公立)のうちは、1年あたりの金額はどの時期よりも安く済んでいます。

しかし6年間の通学期間を考えてみると、トータルの額は大学に次いでかかりますね。

長い上り坂がゆるやかに続くイメージでしょうか。

そして私立の幼稚園の金額は、公立の中学校3年間にかかる金額とほぼ同じに。

ところがおもしろいことに、内訳は学校活動と学校外にかかるお金の割合が真逆になっています。

ところで、どういったものが学校活動にかかる費用と、学校外の活動費に該当するのでしょうか?

文部科学省より、子供の学習費調査による項目の定義は以下の通りです。

項目名 定義(含まれる費用の範囲)
学 習 費 総 額 学校教育費,学校給食費及び学校外活動費の合計
学 校 教 育 費 学校教育のために各家庭が支出した全経費で,学校が一律に徴収する経費(学校調査)及び必要に応じて各家庭が支出する経費(保護者調査)の合計額
授業料 幼稚園保育料,私立中学校・公私立高等学校の授業料として徴収した経費
修学旅行・遠足・見学費 修学旅行・遠足・見学を行うために徴収した経費
学級・児童会・生徒会費 学級費・クラス会費として徴収した経費及び全校の児童・生徒を対象とする児童会・生徒会費として徴収 した経費
PTA会費 学校・学級・地域等を単位とするPTAの会費として徴収した経費
その他の学校納付金 当該学校に入学するための入学検定料・入学金,私立学校における施設設備資金及び上記以外の学校納付金で,保健衛生費,日本スポーツ振興センター共済金等の安全会掛金,後援会費,冷暖房費,学芸会費等として徴収した経費
寄附金 全く個人的な寄附金を除き,学校全体として集まった寄附金
教科書費・教科書以外の図書費 授業で使う教科書(高等学校のみ)及び各教科などの授業(幼稚園の場合,保育上使用)のために,先生の指示などにより購入した必須図書等の購入費
学用品・実験実習材料費 学校の各教科などの授業で必要な文房具類,体育用品,楽器,製図・技術用具,裁縫用具等の購入費 及び調理用の材料購入費等
教科外活動費 クラブ活動(課外の部活動を含む),学芸会・運動会・芸術鑑賞会,各教科以外の学級活動

(ホームルー ム活動),児童会・生徒会,臨海・林間学校などのために,家庭が直接支出した経費

(飲食,お土産等の個 人的に要した経費を除く)

通学費 通学のための交通費,スクールバス代,自転車通学が認められている学校での通学用自転車購入費等
制服 学校が通学のために指定した制服一式(標準服を含む)で、いわゆる学生服以外にブレザー、ネクタイ、シャツ、ブラウス等を含むが、制服以外の衣類は除く
通学用品費 通学のために必要な物品の購入費で、ランドセル、かばん、雨傘などの購入費
その他 上記いずれかにも属さない経費で、学校の徽章・バッジ,上ばき,卒業記念写真・アルバムの代金等
学 校 給 食 費 幼稚園・小学校・中学校において,完全給食,補食給食,ミルク給食等給食の実施形態に関わらず,給食費として徴収した経費
学 校 外 活 動 費 補助学習費及びその他の学校外活動費の合計
補助学習費 予習・復習・補習などの学校教育に関係する学習をするために支出した経費ただし,学校で使用するものと共用のものは「学校教育費」とする
家庭内学習費 家庭の中での学習に使用する物品・図書の購入費
物品費 学習机,いす,本棚,カセットテープレコーダー,パソコン(補助学習用)等の購入費
図書費 参考書,問題集,辞書,百科事典,学習用カセットテープ・パソコンソフト等の購入費
家庭教師費等 家庭教師への月謝(謝礼),教材費また,通信添削などの通信教育を受けるために支出した経費
学習塾費 学習塾へ通うために支出した全ての経費で,入会金,授業料(月謝),講習会費,教材費,通っている学 習塾での模擬テスト代,学習塾への交通費
その他 予習・復習・補習のための図書館などへの交通費,公開模擬テスト代等
その他の学校外活動費 知識や技能を身に付け,豊かな感性を培い,心とからだの健全な発達を目的としたけいこごとや学習活動,スポーツ,文化活動などに要した経費(複数で共有するような物品等は一人当たりの経費)
体験活動・地域活動 ハイキングやキャンプなどの野外活動,ボランティア活動,ボーイスカウト・ガールスカウトなどの活動に要した経費
芸術文化活動 ピアノ,舞踊,絵画などを習うために支出した経費,音楽鑑賞・映画鑑賞などの芸術鑑賞,楽器演奏,演劇活動などに要した経費
月謝等 入会金,月謝等
その他 入場料,交通費,物品費,図書費等であり,楽器,楽譜帳,舞踊のみに使う衣類等
スポーツ・レクリエーション活動 水泳・野球・サッカー・テニス・武道・体操などのスポーツ技術を習うために支出した経費及びスポーツイ ベント等への参加費,スポーツ観戦に要した経費
月謝等 入会金,月謝等
その他 入場料,交通費,物品費,図書費等であり,スポーツ用具の購入費や維持費等を含む
教養・その他 習字,そろばん,外国語会話などを習うために支出した経費及び小説などの一般図書・雑誌購入費,博物館・動物園・水族館・図書館などへの入場料・交通費など
月謝等 入会金,月謝等
図書費 単行本,文庫本,全集,絵本等であり,補助学習のために購入した場合を除く
その他 入場料,交通費,物品費等であり,補助学習のために購入した場合以外のパソコン,パソコン用ソフト等 の購入費を含む

こどもの成長ごとにかかる費用とシミュレーション

当たり前ですが、人間は1人ひとり違いますね。

ですから進路も十人十色、こどもの数だけ未来があります。

上記で子育て全体のおおまかな教育資金はわかりましたので、次は成長時期ごとに必要な資金の内訳を詳しくみていきましょう。

また、かかるお金がイメージしやすいように、時期ごとに男女のモデルケース(レンくん・さくらちゃん)を挙げて説明します。

ちなみにレン君・さくらちゃんは、2018年上半期の赤ちゃんお名前ランキング1位の名前。

モデルケースにお子様を当てはめてみたり、ぜひ一緒に『私の子供ならどうかな?』と考えてみてくださいね。

0~3歳でかかる費用

赤ちゃん誕生で喜びもつかの間、出産後は準備に育児にてんやわんやの時期です。

衣食住での変化もそうですが、子供がこの時期ならではの出費も。

体が小さい時期の割に出費は大人顔負けですので、しっかり家計をやりくりしていきましょう。

生活用品の準備

出産前からある程度の準備費が必要ですが、産まれたばかりはさらにお金がかかります。

特に第一子の場合はすべてが0スタート。

準備しなけらばならないものがたくさんありますね

最低でも以下のものは必要になってきますので、必須経費と考えておきましょう。

準備必須項目と相場をまとめます。

項目は以下の通り。

おむつ、衣類、肌着、寝具、だっこひも、バス・ベビーケア用品、ベビーカー、ベビーチェア、(車を利用する人は)チャイルドシート、

完全母乳のママ以外はミルク、哺乳瓶も必要ですね。

生後半年以降は離乳食も始まってきます。

それでは項目ごとの相場をみてみましょう。

項目 相場
おむつ

 

3時間に1回交換⇒1日8枚必要

1,300~1,500円、80~90枚入/袋

おしりふき

 

おむつ交換にあわせて1日8回

1~2枚使用/回

60枚~100枚入/袋

300~500円(2~3袋入セット)

衣類・肌着 11,000~13,000円/年

(総務省「家計簿調査」より)

寝具 10,000~30,000円
抱っこひも ラップ・スリング

10,000~15,000円

エルゴ

20,000~30,000円

バス・ベビーケア用品 ボディケア 500~1,600円

2ヶ月/本目安

ベビー用洗剤 300~800円

2ヶ月/本目安

ベビーバス 2,000~5,000円

ベビーカー A型(0ヶ月~使用可)

20,000~80,000円

B型(生後7か月~使用可)

4,000~36,000円

ベビーチェア 3,000~30,000円
チャイルドシート 12,000~40,000円
ミルク・哺乳瓶 <粉ミルク>1,300~2,500円/缶

1~2週間/缶くらいが目安

<離乳食>

5ヶ月~12ヶ月 3食に1回

100~200円/個

哺乳瓶 1,500~2,500円

その他 おもちゃ、おやつなど 2,000~3,000円/月

価格に幅が広いものがいくつかありますね。

選ぶものによって金額がだいぶ変わってくるようです。

0歳児はイベントもたくさん!

乳児~幼児はお宮参りをはじめとして、赤ちゃんならではのイベントも盛りだくさん。

例えば以下のようなものがあります。

  • お七夜(赤ちゃん誕生から7日目)
  • お宮参り(生後1ヶ月前後)
  • お食い初め(生後100日目)
  • 初正月
  • 初節句(男の子:5/5、女の子:3/3)
  • 初誕生
  • 七五三(女の子)

もちろん両親のみで行っても良いのですが、各お祝い行事では祖父母などの親族をお招きすることが多いよう。

そのためお祝いをいただくお返しも含め、祝い膳を用意します。

お祝いの規模にもよりますが、総額で150,000円~300,000円位はみておきましょう。

また、総務省の2011年の調査によると、0~2歳児の食費は1年間で16,6387円でした。

そのころから比べると物価も上がっていますので、月で14,000円前後を考えておきましょう。

共働きのパパ・ママを助けてくれる施設の利用

また、現代では共働きの夫婦が多いですね。

そのため実家が遠方などの理由でこどもの面倒を見てくれる人がいない場合、この時期から保育園や託児所を利用することもあるでしょう。

あるいはベビーシッターを雇うのであれば、その経費が必要です。

保育料は家庭の収入における住民税の所得割と地区町村によって異なりますが、全国平均すると世帯年収が400万円(住民税所得割:10万円)だと3万円/月、800万円(住民所得割:20万円)だと4万円/月くらいです。

また、きょうだいが同時に通園する場合は、第2子目以降が半額以上で預けられるうれしい場合も。

ただしこれは認可保育園の場合の料金です。

最近は認可外保育園も増えてきており、そういった保育園の金額は月額数千円で通える所から何十万円もするケースと、千差万別。

待機児童が多く必ずしも希望の保育園に預けられるとは限りませんので、可能性はあると考えておきましょう。

一方ベビーシッターの場合、2011年の時点で一時保育料、ベビーシッター代などは6,469円となっています。

多少前後したとして7,000円/月位を目安にしておけばよいでしょう。

また、私立幼稚園に通わせるために、お受験代がかかってきます。

その他入園費、身の回り品、レジャーなどを含むと、意外と大きな金額になりますね。

ただし、当てにするわけではありませんが、お祝い事で祖父母から資金の援助をしてくれることもありますし、櫃用具をプレゼントしてもらえるかもしれません。

『こういったところにお金が必要になるんだ』ということを意識して目安程度で考えてみてくださいね。

生後0~3歳のモデルケース

ここで2人のモデルケースを比較してみましょう。

今回は、2人の家庭環境を、以下のようにイメージして計算してみることにします。

  • レン君
    • 世帯年収…700万円
    • パパ・ママ共働き
  • さくらちゃん
    • 世帯年収…1000万円以上
    • ママ専業主婦
レン君 さくらちゃん
食費 15,000円/月×12ヶ月×3年

=540,000円

17,000円/月×12ヶ月×3年

=612,000円

おむつ 80枚入1,300円/袋 1日10回使用=4袋/月使用

1,300円×4袋×12か月×3年間=187,200円

80枚入1,600円/袋 1日8回使用=3袋/月使用

1,600円×3袋×12か月×3年間=172,800円

おしりふき 70枚入/袋×3セット400円 1日15回使用=14日分

400円×2(1ヶ月分)×12ヶ月×2年=19,200円

80枚入/袋×2セット500円 1日10回使用=16日分

500円×2(1ヶ月分)×12ヶ月×2.5年=30,000円

衣類・肌着 10,000円×3年=30,000円 12,000円×3年=36,000円
寝具 15,000円 20,000円
抱っこひも ラップ15,000円 エルゴ25,000円
バス・ベビーケア用品 ボディケア 1,000円×2ヶ月/本目安×12ヶ月×3年=18,000円

ベビー用洗剤 500円×2ヶ月/本目安×12ヶ月=3,000円

ベビーバス 2,500円

ボディケア 1,300円×2ヶ月/本目安×12ヶ月×3年=23,400円

ベビー用洗剤 800円×2ヶ月/本目安×12ヶ月=4,800円

ベビーバス 2,000円

ベビーカー B型27,000円 A型60,000円
ベビーチェア 5,000円 20,000円
チャイルドシート 20,000円 車は持っていないので購入なし
ミルク 完全母乳だったためなし 1,500円/缶×4(1か月分)×12=72,000円

哺乳瓶2,000円

離乳食 100円×1回/日×1ヶ月×7ヶ月(5~12か月)=21,000円 200円×1回/日×1ヶ月×7ヶ月(5~12か月)=42,000円
各節句のお祝い

(お七夜~初誕生)

60,000円 80,000円
七五三

50,000円

その他 バウンサーを購入 20,000円

おもちゃ、洋服等

6,000円/月×12か月×3年=216,000円

おもちゃ、洋服等

8,000円/月×12か月×3年=288,000円

ベビーシッターにお願い 7,000円/月×12か月×3年=252,000円 幼稚園お受験代 50,000円
合計 1,450,900円(40.302円/月) 1,590,000円(44,167円/月)

今回は、さくらちゃんをややお嬢様設定で、レン君より全体的に少し高めに試算してみました。

総額はさくらちゃんの方が100万円以上高くなりましたが、月額は数千円と大きくは変わりません。

これはおそらく共働きによるベビーシッター代が影響していると考えられます。

幼少期(4~6歳)

よちよち歩きから意思を持って行動することが多くなる頃ですね。

ご飯の量もしっかり食べられるようになってきます。

この頃の食費は、おやつを含めて19,000円/月くらい。

幼児期から比較すると5,000円ほど高くなりますね。

学校活動に必要なお金

本格的に幼稚園・保育園に通いだします。

家庭環境によって若干の違いはあるものの3歳まではさほど大きく変わらない養育費も、これ以降は進路によって大きく異なってきます。

大きく関わってくるのはやはり通園場所でしょう。

下の表は私立・公立の幼稚園・保育園を3年間通ったときの金額を表したもの。

公立幼稚園 私立幼稚園
1年間 学校教育費 14万円 35万円
学校外活動費 9万円 13万円
合計 23万円 48万円
在学期間合計 69万円 144万円
毎月の費用 1万9100円 4万円

公立幼稚園と私立幼稚園では、在学期間中の総額が倍以上変わってくることがわかりますね。

この差は学校教育費が占める割合に表れています。

併せて月々の費用も公立幼稚園であれば私立の約半額。

私立と公立でもこれほどの差が出てくるのですね。

幼稚園通園以外の活動にかかる費用

幼稚園にあがったこどもは、赤ちゃんの時から比べずっと体も大きくなり、興味を示すものが多くなるとともに行動範囲も広がりますね。

習い事を始めたり、水族館や動物園へお出かけしたり。

こうした幼稚園以外の活動費が多くなってきます。

ちなみに習い事を始める時期として、最近は3歳からという家族が多くなっている傾向に。

それほど親として子供の興味や才能にいち早く気づき、伸ばしてあげたいという気持ちが強まっているのでしょう。

ちなみに2018年人気のある習い事ランキングでは、スポーツ部門では水泳が群を抜いて首位を獲得しており、音楽・芸術系の部門ではピアノなどの音楽の習い事が1位に輝いています。

また、幼稚園のうちは公私関係なく、キャンプ等の野外活動や、音楽鑑賞や楽器を習うといった芸能文化活動よりも、水泳や体操などといった、体を動かすスポーツレクリエーション活動にお金を費やすことが多いようです。

公立幼稚園 私立幼稚園
体験活動・地域活動 2,843円 3,805円
芸術文化活動 18,306円 27,524円
スポーツ・

レクリエーション活動

26,844円 47,402円
教養・その他 22,213円 28,877円
合計 70,206円 107,608円
月謝平均 5,850円 8,967円

公私幼稚園で費用にやや差はありますが、各活動にかける割合は変わりません。

年間で見れば大きな金額が動いているように見えますが、月換算をすれば、8,000円くらいあれば、十分に習い事や体験をさせてあげられそうです。

また幼稚園の時期から、こどもチャレンジのような通信教育を始める子や、学習塾へ通い始めるといった、補助学習費をかける家庭も。

特に家庭内学習費(家庭の中での学習に使用する物品・図書の購入費)は他の時期と比べて、各段に高い様子。

とは言え年間で12000円位ですので、月1000円と考えればそれほど負担にはならないでしょう。

そして5~6歳になるとひょっとしたら自転車を欲しがるかもしれません。

市場調査では、2018年現在、幼児・子供用自転車に費やす金額は、23001~27000万円くらいが相場ですので、そのことも視野にいれておきましょう。

イベント

女の子では3歳と7歳に七五三がありますが、男の子は5歳にありますね。

また、こどもたちは初めての入園式・卒園式といったセレモニーを経験することでしょう。

衣装代や祝い膳を含め、各10万円は考えておいたほうがよいです。

3~6歳のモデルケース

上記を踏まえて、2つのモデルパターンに当てはめ、金額を見てみましょう。

レン君 さくらちゃん
食費 20,000円/月×12ヶ月×3年

=720,000円

23,000円×/月×12ヶ月×3年=828,000円
幼稚園 公立

14万円/年×3年=69万円

私立

35万円/年×3年=144万円

習い事 水泳

3,000円/月×12ヶ月×3年

=10,800円

ピアノ

6,000円/月×12ヶ月×3年

=216,000円

ダンス

5,000円/月×12ヶ月×3年

=180,000円

プレゼント 戦隊ヒーローの変身グッズや電車のセットなど

3,000円×年2回(クリスマス・誕生日)×2.5年=15,000円

プリキュアグッズをおねだり

3,000円×2回(クリスマス・誕生日)×3年=30,000円

6歳の誕生日に自転車購入

25,000円

ピアノを購入

100万円

お出かけ 水族館や動物園など

入園料2,500円/回×2回/月×12ヶ月×3年=180,000円

ディズニーランド大好き

入園料4,800円/回×2ヶ月1回×12ヶ月×3年=86,400円

お祝い事等 5歳で七五三

100,000円

習い事の発表会

10,000円/回×2回/年×3年=60,000円

入園・卒園式

80,000円

入園・卒園式

100,000円

その他 おもちゃ、洋服等

5,000円/月×12か月×3年

=180,000円

おもちゃ、洋服等

6,000円/月×12か月×3年=

216,000円

小学校お受験代 100,000円
合計 1,730,800円(48.078円/月) 3,726,400円(103,511円/月)

生活水準によって大きく差が開いています。

このシミュレーションだと、さくらちゃんの月々の費用がレン君の2倍となりました。

影響が大きいのはやはり幼稚園と習い事ですね。

楽器の購入や発表会費など、習い事に付随しますので、習い事の選択は慎重に考えましょう。

小学校

小学生になると、幼稚園児からさらにわんぱくになりますね。

出先で知識の枠が広がることもたくさんあり、子供たちにも多くの経験をさせてあげたいと思うこともあるでしょう。

この頃にかかる食費は、おやつを含めて年間おおよそ28万円です。

月では23,000円位の計算になります。

成長も著しく、食べる量もぐっと増えます。

また、子供同士で出かけるようにもなりますので、お金を自分で管理して使う“おこづかい”デビューをする家庭も少なくありません。

こういったところからも、今まで差ほどかかってきてこなかったところにお金が必要になってきます。

学校活動にかかるお金

学校教育費には授業料(私立のみ)や給食費、部活動等様々ありますが、今回は小学校へ通学するための準備費用をピックアップして説明します。

通学用の準備

通学用の準備は小学校に上がる前までに済ますものが多いです。

特にランドセルは始業式前までに必要な準備ですね。

以前は百貨店などで購入する高級鞄のイメージのあったランドセルも、最近はホームセンターなどでも販売展開し、リーズナブルで手軽に購入できるようになりました。

それでも安くて大体5万円前後はするでしょう。

また、入学を機に学習机を用意される家庭も。

しかし最近では、『使用期間が短い』『部屋に置くスペースがない』などの理由から、“リビング学習”(リビングやダイニングテーブルで勉強をすること)が主流となっているもようです。

その背景もあり、購入価格は机と椅子のセットで4万円前後の需要が高くなっています。

そして学校へ通いだすために忘れてはならないのが文房具です。

筆箱をはじめ、鉛筆、消しゴム、ノートなど、買いそろえるものがたくさん!

その総額は15000円位が必要になります。

以上が一通りの準備ですが、私立に通う場合は制服代も上乗せされることも意識しておきましょう。

こういったものが含まれる教育費には、小学生でも私立と公立で差があらわれます。

公立小学校 私立小学校
1年間 学校教育費 10万円 91万円
学校外活動費 22万円 61万円
合計 32万円 153万円
在学期間合計 192万円 918万円
毎月の費用 2万6700円 12万7500円

私立小学校の学校教育費が公立小学校の9倍です。

学校外活動も含めて、私立小学校は公立小学校よりも費用がかなり必要になることがわかりますね。

学校外の活動にかかるお金

公立小学校でも年間20万円はかかっている学校活動費。

今回は小学校時期での主な学校外活動費4項目について説明します。

習い事と学校の両立期

小学生になると学校でクラブ活動が始まり、部活や地域のクラブチームに入る子もでてくるでしょう。

幼児で文部科学省「子供の学習費調査」の結果を述べましたね。

小学生の場合は以下の通りです。

公立小学校 私立小学校
体験活動・地域活動 4,851円 25,591円
芸術文化活動 34,279円 103,590円
スポーツ・

レクリエーション活動

60,762円 87,086円
教養・その他 34,921円 91,896円
合計 74,051円 308,163円
月謝平均 6,171円 25,680円

上記の金額は小学校6学年の平均値を当てはめています。

幼稚園児では私立と公立での差は数千円であまり違いがみらなかった月謝平均も、小学校にあがると万単位で差が出てきています。

そして費やす分野も公立・私立では変わってきており、私立小学生は楽器演奏や芸術鑑賞など、芸術文化活動に値する分野にも力を入れ始めることがわかりますね。

また、最近では“小学校のプログラミング教育の必修化”の背景にあわせて、新しい習い事として「プログラミング教育」も人気を博しており、市場も拡大傾向にあるといいます。

こういった習い事をふくめ、習い事に費やす月謝はおおよそ1万円前後だそう。

ちなみにこの金額に男女差はありません。

学校以外での学習費

小学校に上がると支出が増えてくることがもう一つあります。

それは「補修学習費」です。

補修学習費は学校以外で学習するために支出した経費のことで、塾代もここに含まれます。

各学校の推移について、学年ごとにみてみましょう。

その他の学校活動費が多かった公立小学校も、学年を重ねるごとに補修学習費が増えていき、最終的にその他の学校活動費を追い抜く結果になっています。

これは中学受験をはじめとした今後の進路に備えて、学校以外で勉強をするようになるためと考えられるでしょう。

金額こそ違うものの、補修学習費にあてるお金が増えることは公私ともに考えておく必要がありますね。

プレゼント・お年玉の金額は学年に比例?

勉強時間は増える一方で、遊ぶ道具にもお金がかかってきます。

アンパンマンのぬいぐるみが親友だったり、段ボールで作った剣で見えない敵と延々戦っていたりと、リーズナブルな遊びで楽しめた幼稚園時代。

しかし小学生以降はそうはいかず、次第にゲームなどの高額なものをせがまれるようになります。

そのうえ次から次へと新しいおもちゃが発売されるので切りがありません。

さらにお小遣いやお年玉も学年ごとに変わる場合も。

ある調査によると、2017年度の月平均1人当たりのお小遣い額は、小学校1~2年生で721円、小学校5~6年生では1264円でした。

6年間で約500円アップです。

イベント

小学生には最後の七五三があります。

幼児同様、記念撮影や祝い膳を考慮し15万円前後は見ておきましょう。

このように、小学生になると、学校活動外の支出が増えていきます。

小学生のモデルケース

幼稚園児期に続いて、小学生になったレン君・さくらちゃんの教育費をシミュレーションしてみます。

レン君は公立小学校へ、さくらちゃんは私立小学校へそれぞれ進学。

またレン君は水泳の他にサッカーのクラブチームに所属、さくらちゃんは従来の習い事に加え英会話も始めることにしました。

幼少期から趣味嗜好も変わり、プレゼントや外出先にもこだわりが出るように。

そしてなにより今までなかったお小遣いと塾代が加えられています。

レン君 さくらちゃん
食費 23,000円/月×12ヶ月×6年

=1,656,000円

25,000円×/月×12ヶ月×6年=1,800,000円
小学校教育費 公立

10万円/年×6年=60万円

私立

91万円/年×6年=546万円

習い事 水泳

3,000円/月×12ヶ月×6年

=216,000円

サッカークラブチーム

4,000円/月12ヶ月×6年

=288,000円

ピアノ

6,000円/月×12ヶ月×6年

=432,000円

ダンス

5,000円/月×12ヶ月×6年

=360,000円

英会話教室

5,000円/月×12ヶ月×6年

=360,000円

プレゼント ゲーム機器など

10,000円×年2回(クリスマス・誕生日)×6年=120,000円

変身セットやおしゃれ道具

6,000円×2回(クリスマス・誕生日)×6年=72,000円

サッカーの靴

4,000円×2足/年×6年=48,000円

お出かけ 水族館や動物園など

入園料4,500円/回×2回/月×12ヶ月×6年=648,000円

ディズニーランドや水族館

入園料7,300円/回×2ヶ月1回×12ヶ月×6年=262,800円

お祝い事等 習い事の発表会

10,000円/回×2回/年×6年=120,000円

7歳で七五三

120,000円

入園・卒園式

80,000円

入園・卒園式

100,000円

その他 おもちゃ、洋服等

6,000円/月×12か月×6年=432,000円

おもちゃ、洋服等

8,000円/月×12か月×6年=576,000円

塾代 6,500円/月×12ヶ月×6年

=468,000円

23,000円/月×12ヶ月×6年

=1,656,000円

お小遣い

(平均)1,000円/月×12ヶ月×6年

=72,000円

お小遣い

(平均)1,200円/月×12ヶ月×6年

=86,400円

合計 4,628,000円(64,278円/月) 11,405,200円(158,406円/月)

ここでも公立小学校に通うレン君と私立小学校のさくらちゃんとの差が大きくなりました。

特にさくらちゃんは幼稚園時代から比べて5万円くらいアップしています。

これは単純に小学校の教育費が3倍になったことと、塾の影響が大きいでしょう。

また、冒頭で表した表のように、私立幼稚園から公立小学校へ進学するこどもも少なくありません。

さくらちゃん(私立幼稚園)の例からレン君(公立小学校)の例で比較しても、さくらちゃんの幼稚園時代の方がレン君の小学校時代よりも金額が上回っていますね。

つまり私立幼稚園から公立小学校への進学の場合は、幼稚園時代よりも多少習い事を増やした小学校時代の方が金額を抑えられることになります。

中学校

中学生は学年ごとにどんどん変わっていく時期ですね。

まだあどけない印象の残る中学1年生が、卒業する頃には同じ人とは思えないほど成長していたりします。

塾や部活などで一緒に出歩けることが少なくなり、パパ・ママからすれば少し寂しい気がするかもしれませんが、子供の成長を喜ばしく感じるでしょう。

一方で支出も年齢とともに増えてきます。

以下で詳しく触れますが、中学生は小学生以上に、意外と目では見えないところにお金がかかってくることを視野に入れておきましょう。

まずは以下の表を参考にしてください。

公立中学校 私立中学校
1年間 学校教育費 18万円 101万円
学校外活動費 30万円 32万円
合計 48万円 133万円
在学期間合計 144万円 399万円
毎月の費用 4万円 11万1000円

学校活動にかかるお金

上の表から、公立中学校の学校教育費が高くなっていることがわかりますね。

まず、中学入学時にかかるものとすれば、制服、鞄、靴、辞書等が挙げられます。

また、部活動に入部すれば、ラケット・グローブなどの部活用品、ユニフォーム代や遠征費などもかかってきます。

音楽系の部活動であれば、自身で楽器を用意する場合も。

学校が家から遠い場合は通学用の自転車を新たに新調することもあるでしょう。

こういった場合の自転車の購入は”学校活動費“に含まれます。

学校外の活動にかかるお金

中学生は小学生以上に学校外での活動も忙しくなります。

そのため出費が増える項目もあるでしょう。

それでは小学校のときから比べて学校外活動費の内容にどういった変化があるのでしょうか?

以下の6つのポイントについて説明します。

食費がかかる!

なにせ食べ盛りの中学生。

特に成長期の男の子は尋常じゃないくらいの量を食べます。

おやつなどの間食を含めて、食費に年間36万円くらいはかかると考えておいてください。

我が家でもありましたが、焼き肉なんて連れていった日には驚愕な金額になってしまうので、外食前に家で少しお腹を満たさせるといった工夫も考えておいた方が良いかもしれません。

補助学習費の増加

高校受験のために本格的に塾へ通い始める人が増えます。

小学校と比較し、学校外の活動にかかるお金の中で負担が増えた分の大半が、塾代や家庭教師代によるものといっても過言ではありません。

その金額は公立中学校で年間24万円、私立中学校では20万円が平均となっています。

参考書・模擬試験代

学校の授業以外にも、高校入試の問題の傾向を知るために参考書を購入したり、力試しとして模擬試験を受けることも増えてきますね。

模擬試験の受験料は1回2-3000円くらいですが、年間で2-3回受けたら結構10000円近くかかることになります。

おこづかい

中学校に上がると、小学校より少しお小遣いが増える傾向にあります。

金融広報中央委員会調べでは、中学性のおこづかいの平均は2017年で2514円でした。

この金額は2016年度と比べるとやや上がったようです。

(おこづかいが増えても、プレゼント代・服代は別にかかるでしょう。)

携帯

今のご時世ですので、携帯電話を所持している中学生は少なくありませんね。

小学生から護身用として持っているこどももいますが、小学校卒業・中学校入学を期に買ってもらうことも多いでしょう。

すると、お小遣いとは別に通信費がかかってきます。

入・卒業式

中学校でも入学・卒業式のお祝いがありますね。

お返しなども含めて5万円程度は用意しておくと安心です。

中学生のモデルケース

中学生になったレン君とさくらちゃんのモデルケースです。

引き続きレン君は公立の中学校、さくらちゃんは私立中学校へ進学しました。

親とのお出かけが中心だった小学生時代とは異なり単独や親以外での外出時間が増えたため、近場の外出から年に数回の旅行へと変わっています。

また2人も携帯電話を持つように。

お小遣いも若干アップしています。

レン君 さくらちゃん
食費 35,000円/月×12ヶ月×3年

=1,260,000円

30,000円×/月×12ヶ月×3年=1,080,000円
中学校教育費 公立

18万円/年×3年=54万円

私立

101万円/年×3年=303万円

習い事 サッカークラブチーム

4,000円/月12ヶ月×3年

=288,000円

ピアノ

7,000円/月×12ヶ月×6年

=432,000円

英会話教室

7,000円/月×12ヶ月×6年

=360,000円

プレゼント ゲーム機器など

13,000円×年2回(クリスマス・誕生日)×3年=78,000円

洋服やアクセサリー等

10,000円×2回(クリスマス・誕生日)×3年=60,000円

サッカースパイク

10,000円×2足/年×3年=60,000円

外出 家族旅行(年に1回)

50,000円×3年=150,000円

家族旅行(半年に1回)

60,000円×2回/年×3年

=360,000円

お祝い事等 習い事の発表会

10,000円/回×1回/年×3年=30,000円

入園・卒園式

50,000円

入園・卒園式

80,000円

その他 携帯通信費

5,000円/月×12ヶ月×3年

=180,000円

携帯通信費

6,000円/月×12ヶ月×3年

=216,000円

洋服等

7,000円/月×12か月×3年=252,000円

洋服等

10,000円/月×12か月×3年=360,000円

塾代 21,000円/月×12ヶ月×3年

=756,000円

16,000円/月×12ヶ月×3年

=576,000円

参考書代

60,000円×3年=180,000円

参考書代

40,000円×3年=120,000円

お小遣い

3,000円/月×12ヶ月×3年

=108,000円

お小遣い

3,500円/月×12ヶ月×3年

=126,000円

合計 3,902,000円(108,389円/月) 6,830,000(189,722円/月)

公立・私立ともに、小学校よりもトータルの金額が抑えられる結果になりました。

ところが在学年数が異なるため、月額の金額は小学校よりも高いことに。

どちらも3万円~4万円のアップです。

塾代が高くなったり、携帯の通信費が増えたりしていることが理由と考えられます。

しかし最近では格安スマホなども普及しており、月額の通信料は工夫次第で抑えられる可能性があります。

また洋服代などもやや高めに設定していますので、実際はここまでかからないかもしれませんね。

高校

少しまだ危なっかしさはありますが、見た目も考え方も、ほぼ大人として確立していますね。

自分の得意分野を見つめ、文系理系の選択といった分岐点に直面しながら、将来の進路や目標を定めていく時期です。

ではこの時期は、教育費用としてどのくらいの費用がかかってくるでしょうか。

今回は全日制の高校で考えます。

公立高等学校 私立高等学校
1年間 学校教育費 28万円 76万円
学校外活動費 17万円 29万円
合計 45万円 105万円
在学期間合計 135万円 315万円
毎月の費用 3万7,500円 8万7,500円

冒頭にあげた、幼稚園から大学までにかかる教育資金の内訳を改めてみると、公立高校を選んで進学した場合、中学校に比べて全体の費用が安くなっています。

これは習い事や塾といった学校外活動にかかるお金の負担が軽減したためと考えられます。

中学校から比べると約半分くらいになっていますね。

ただし、高校生ともなると今まで以上に活動範囲が広まります。

友達との交際費や洋服代など、目に見えていないところでお金が動いていると想像できます。

学校活動にかかる費用

最初に学校活動にかかる費用から考えていきましょう。

入学のための資金

高校で学校活動費が高くなる理由の1つに、まず高校への入学検定料と入学金が挙げられます。

私立ともなれば、入学金は当然高くなりますね。

授業料

小中学校までの義務教育とは異なり、単純に授業料が高くなります。

その上高校では専門的な分野を学べるようになる分、授業で使用する教科書も別途購入する必要があるでしょう。

通学費

志望校によっては、電車やバスを乗り継いで行くようなとても遠い場所になる可能性があります。

往復に2時間以上かかる場合も。

必然的に通学費が増えることになるでしょう。

学校外で活動にかかる費用

学校以外でかかる費用には、塾代や習い事のように月謝として明確になるものもあれば、交際費のような、生活の一部としてかかってくるものまで幅広くあります。

補助学習費

大学入学を志望している高校生は、引き続き塾に通う人も少なくありません。

“赤本”といわれる各大学の過去問題集を買ったり、模擬試験も中学校以上に受ける回数が増える可能性も。

交際費

両親と行動することがますます少なくなり、学校帰りに友達と寄り道したり、休みの日は出かけたりすることが多くなりますね。

教養を身に着ける場所は習い事以外にも、こういったところからの場合が増えていくでしょう。

そして活動範囲が広がった分かかるお金も大きくなってきます。

食費

高校では基本的に給食がありません。

そのため自給して食事を摂るようになります。

当然かかる費用は大人1人分以上。

お弁当であればそれほどの負担ではないですが、毎日コンビニや売店で済ませていては給食費以上に負担になる可能性も。

高校生はまだまだ食べ盛りです。

給食という制限がなくなった分、好きなものを好きなように購入して食べられる分食費は嵩むでしょう。

また、勉強場所としてカフェや図書館を利用することも増え、外食が増えることも考えられます。

おこづかい

中にはアルバイトをしておこづかいを増やす人もいますが、アルバイト禁止の高校もたくさんありますね。

そういった場合は両親がその料金をおこづかいとして負担することになります。

2017年の高校生の平均お小遣い金額は5781円。

中学校のお小遣いのなんと約2倍です!

入・卒業式

今までのように、家族で揃ってお祝いするのは高校生が最後かもしれません。

ささやかでもお祝いはしてあげたいですよね。

高校生モデルケース

2人のモデルケースも後半戦。

中学生と比べてどのように推移するでしょうか。

レン君 さくらちゃん
食費 35,000円/月×12ヶ月×3年

=1,260,000円

32,000円×/月×12ヶ月×3年=1,080,000円
高校校教育費 公立

28万円/年×3年=54万円

私立

76万円/年×3年=228万円

習い事 サッカークラブチーム

4,000円/月12ヶ月×1年(途中で怪我をして挫折)

=48,000円

英会話教室

7,000円/月×12ヶ月×6年

=360,000円

プレゼント ゲーム機器など

13,000円×年2回(クリスマス・誕生日)×3年=78,000円

洋服やアクセサリー等

15,000円×2回(クリスマス・誕生日)×3年=90,000円

外出 家族旅行(年に1回)

50,000円×2年(1年は受験のため)

=150,000円

家族旅行(半年に1回)

70,000円×2回/年×2.5年

=350,000円

お祝い事等 入園・卒園式

50,000円

入園・卒園式

80,000円

その他 携帯通信費

5,000円/月×12ヶ月×3年

=180,000円

携帯通信費

6,000円/月×12ヶ月×3年

=216,000円

洋服等

10,000円/月×12か月×3年=360,000円

洋服等

13,000円/月×12か月×3年=468,000円

塾代 14,000円/月×12ヶ月×3年

=504,000円

17,000円/月×12ヶ月×3年

=612,000円

参考書代

80,000円×3年=240,000円

参考書代

60,000円×3年=180,000円

お小遣い

(平均)6,000円/月×12ヶ月×3年

=216,000円

お小遣い

(平均)7,000円/月×12ヶ月×3年

=252,000円

合計 3,626,000円(100,722円/月) 5,968,000(165,778円/月)

今回二人の設定としては、

<レンくん>

  • サッカーも強い、有名進学校へ進学
  • 怪我をしてサッカー選手の夢挫折
  • 入院をきっかけに、医者に憧れて大学受験を決意
  • 塾に通って猛勉強

<さくらちゃん>

  • 中学校から引き続き高校に進学
  • おしゃれに目覚め、友達と遊び歩く
  • 進路に悩み、幼いころから大好きな英語を極めたいと思うように。
  • 塾とカフェを利用し、大学進学へ向けて勉強中

上記のような背景のもとシミュレーションしてみました。

おしゃれをしたい盛りの女子高生にあわせて、さくらちゃんの洋服代やお小遣いが少し高めです。

また、塾代は文部科学省の「こどもの学習費調査」の補助学習費の平均値を参考にしました。

レン君の塾代には、塾の他に家庭教師代も含めたのですが、それを足してもさくらちゃんの通う塾代よりも安く済んでいます。

つまり公立男子高校生の補助学習費は、私立に通う女子高校生の補助学習費よりもずっと良心的ということがわかりますね。

そしてトータルを見ても、中学校よりも高校生は金額が抑えられる結果になりました。

これには習い事の縮小や、私立高校に関しては教育費が少なくなったことが理由として考えられます。

ずっと上がり調子だった支出も、ひと休憩といったところでしょうか。

大学

進路の幅がぐんと広くなる大学生。

より専門的な学習をできるだけあって、今までとは桁外れの金額を支払う可能性が考えられます。

その上学費以外にかかる負担が大きい場合も。

大学に支払うお金

国公立大学 公立大学
初年度 入学金 28万円 39万円
授業料 54万円 54万円
合計 82万円 93万円
次年度以降 54万円 54万円
在学期間 4年間 4年間
在学期間合計 244万円 255万円
毎月の費用 3万7,500円 8万7,500円

 

私立文科系大学 私立理科系大学 私立医歯系大学
初年度 入学金 23万円 26万円 101万円
授業料 76万円 107万円 290万円
施設設備費 16万円 19万円 88万円
合計 115万円 152万円 479万円
次年度以降 76万円 107万円 290万円
在学期間 4年間 4年間 6年間
在学期間合計 343万円 473万円 1929万円
毎月の費用

(2年目以降)

6万3,300円 8万9,200円 24万1700円

まず大学の授業料が目を疑うような金額に跳ね上がります。

理系大学、特に私立医薬系は群を抜いて高いですね。

しかもこういった大学は、普通の4年大学より最低2年は長く通います。

想像しただけでくらくらとめまいを起こしそうです。

もし可能性があるのであれば、頑張って国公立を目指してもらいたいものですね。

その他・生活費以外のお金

もしもサークルや部活動に入部した場合はその諸経費がかかるでしょう。

選ぶものにもよりますが、楽器を買うなどの高額な出費がなければ抑えられる分野でもあります。

生活費

実は大学受験から入学までに結構な費用がかることをご存知でしょうか?

もし自宅から通える範囲の大学に行く場合は受験費用と上記の表のような初期費用で収まります。

しかし学生寮や一人暮らしなどで親元から離れて生活する場合、大学初期費用に加えて家賃・敷金・礼金・生活用品費が必要になります。

引っ越す地域にもよりますが、大まかに見積もって約50万以上はかかるとみてよいでしょう。

併せて月々の家賃、年間更新費、光熱費、食費、通学費用が最低4~6年間かかってくることも考えておいてください。

さらに、生活援助として仕送りをするかもしれません。

あるいは自宅から通っていたとしても、交通費諸々を含めておこづかいを渡す場合も。

生活状況によって差はありますが、8万円~15万円が現在の平均的な金額とされています。

さらに在学中に留学をしたいと言い出すかもしれませんね。

場所や形態にもよりますが、1年で250万円以上はかかると覚悟しておいた方がよいです。

成人式

20歳のお祝い事といえば成人式!

入学・卒業式を除けば、小学生の七五三以来の大イベントではないでしょうか。

晴れて大人の仲間入りを果たしたこどもたちの姿をみて、いろんな気持ちがこみ上げることでしょう。

様々なスタイルがありますが、男性はスーツ、女性は振袖が一般的ですね。

大学のモデルケース

モデルケースも最後です。

高校生までの費用からの変化に注目してください。

レン君 さくらちゃん
食費 1人暮らし

アルバイト代で賄う

30,000円×/月×12ヶ月×4年=1,440,000円
大学費用 公立大学 医学部

363万円

私立大学 英文学部

343万円(4年間)

留学(1年)

オーストラリア:320万円

プレゼント

200万円(免許代含む)

旅行 家族旅行(年に1回)

40,000円×6年

=240,000円

家族旅行(年に1回)

70,000円×4年

=280,000円

お祝い事等 入園・卒園式

50,000円

入園・卒園式

50,000円

成人式

20万円

成人式

100万円(着物代含む)

その他 携帯通信費

5,000円/月×12ヶ月×6年

=360,000円

携帯通信費

6,000円/月×12ヶ月×4年

=288,000円

仕送り

70,000円/月×12ヶ月×6年

=5,040,000円

お小遣い

15,000円/月×12ヶ月×4年

=720,000円

引っ越し代

(敷金、礼金、生活用品費、引っ越し業者以来費等)

50万円

合計 12,020,000円(166,944円/月) 10,408,000円(216,833円/月)

<レン君>

  • 猛勉強の甲斐あって、見事公立大学の医学部へ入学
  • 上京し一人暮らしを始める
  • 家から大学まで距離があるため、車を購入してもらう。
  • 仕送りは7万円。あとはアルバイトをしながら生活費をやりくりしている
  • 留年することもなく、24歳で無事卒業。

<さくらちゃん>

  • 私立大学の外国語学部へ入学
  • 自宅通い
  • 外の世界を肌で感じたくなり、大学を1年間休学し、オーストラリアへ留学。
  • 帰国し他の単位を無事撮り終え、23歳に卒業。
  • 成人式は振袖を購入してもらった。

大学生は上記のような設定で試算しました。

最終的にトータルは同じようになりましたね。

私立大医学部を当てはめた場合は相当の開きが出たことでしょう。

ただし在学年数の違いで、4大に通うさくらちゃんの方が月額が上回る結果に。

また、大学生になると、生活環境や進路に応じてお金が必要になってくる分野が変わることがわかります。

特に一人暮らしの場合は毎月の仕送りがキーポイントになると考えます。

モデルケースの総計

以上で生後~大学卒業までの解説とシミュレーションが揃いました。

ここで、これまでのレン君・さくらちゃんの総額を以下にまとめます。

レン君 さくらちゃん
生後~3歳 145万900円 159万円
幼稚園 173万800円 372万6,400円
小学校 462万8,000円 11,405,200円
中学校 390万2,000円 683万円
高校 362万6,000円 596万8,000円
大学 1202万円 1040万8,000円
合計 2735万7,700円 3056万7,600円

幼稚園から公立・私立に分かれて試算した2つのシミュレーションですが、最終的に大学で同じくらいになりました。

また、若干の違いはあるものの、冒頭で表したグラフとおおよそ同じような形になりましたね。

私立の小小学校のシミュレーションが高く出てしまったのは、習い事や塾代が影響していると考えます。

この記事の冒頭で、教育資金にかかる費用として、1162万円という数字にふれました。

しかし食費などもろもろ含めると、2千万円以上かかることに。

つまり、教育資金以外にかかる金額が1千万円以上潜んでいるということですね。

ただし教育資金以外は抑えられる点もたくさんあります。

まずは教育資金を必須項目として、次に目に見えにくいプラスαを考えて資金準備をしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

少々驚くような金額になり怖がらせてしまったかもしれません。

しかしこれはあくまですべて自分たちの資金で賄おうとしたときのシミュレーションです。

子供手当といった市区町村からの助成金やサポートもありますし、大学では奨学金制度もあります。

ベビー用品など一時的にしか使用しないものは、レンタルサービスを利用するとぐっと費用も抑えられますし、ひょっとすると親族から援助してもらえるかもしれません。

こういったサポートのおかげで、結果的に自分たちが負担する金額はもっと抑えられる可能性は十分にあります。

ぜひ、家族みんなで話し合い、楽しい未来設計を築いていってくださいね。

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