第一生命の学資保険は選べる3タイプ!”こども応援団”と”Mickey”の特徴を解説

『学資保険を検討しているけれど、保険会社がいっぱいあって選びにくい』とお悩みの方はいませんか?

金融庁の調べによると、現在日本には生命保険会社が41社もあるとされています。

同じ学資保険の商品の中でも当然強みは各社で異なりますし、それらを比較して1つに絞るのは大変。

筆者も以前、聞き覚えのある保険会社のパンフレットを数社取り寄せて見比べようとしましたが、ちんぷんかんぷんでお手上げ状態でした。

そんな時1社の中で複数の商品を比較できたら楽ですよね。

第一生命では”こども応援団”と”Mickey”という2つの学資保険を用意しており、”Mickey”ではさらに2つのパターンがあります。

合計3つも商品の用意があるため、『教育資金の貯蓄だけをしたい』というシンプル派な方から『貯蓄と保障を兼ね備えたい』と慎重派な方でも、きっとご自身に合ったプランを見つけやすいでしょう。

また『大学の教育資金を貯めることは第一目的として、それ以外の保障が他に必要かどうか迷っている』という方にもオススメ。

保障内容によって保険料も異なりますし、同条件で保障内容だけを変えた場合に保険料はどのくらい差がでるか?など、同じ会社内の商品で比較することによって自分に必要なものを見出すヒントになるかもしれません。

今回はそんな第一生命学資保険、”こども応援団”と”Mickey”について解説します。

各商品の特徴はもちろん留意点もまとめていますので、数ある保険のうち選択の1つとしてご参考になさってみてください。

第一生命が販売する学資保険の種類と特徴

学資保険は本来大学資金を効率よく準備するための保険ですが、プランによって契約者のもしものリスクに備え保障をしてくれることもあります。

第一生命では”こども応援団”と”Mickey”という学資保険を用意しており、学資保険をシンプルにプランニングしている、『貯蓄型』の保険がMickey、リスクに関しても手厚くサポートしてくれる『保障型』が”こども応援団”です。

学資保険”Mickey”

ネーミングにあの有名なテーマパークのキャラクターを彷彿とさせますね。

MickeyにはB型とC型の2種類があり、保障内容とそれに伴う保険料が若干異なります。

それでは具体的にみていきましょう。

保険免除保障

MickeyB型は、もし契約者がなくなってしまったときに、以後の保険料の払込が免除されます。

そして学資金や満期保険金については予定通りに受取ることができます。

一方MickeyC型には免除保障はありません。

保険料と返戻率

保険料は毎月口座から引き落とされますので、自分で貯金が苦手な人でも計画的に大学資金を準備することができます。

気になる保険料は設定条件によって変わってきますので、ここでは一例を挙げます。

保険の契約については以下のように設定し、この時の保険料をみてみましょう。

<契約条件>

  • こどもの年齢:0歳
  • 保険料払込期間:15歳払込満了22歳満期
  • 基準保険金額:60万円

MickeyB型では年齢が上がるにつれ保険料が上がっていっています。

また若干ですが男女差もある模様。

年齢や性別によってたった数十円の差のように見えますが、十年以上保険料を支払っていくことを考えると1円でも抑えておきたいですね。

一方でMickeyC型の保険料は契約者の男女差だけでなく、年齢が高くても同一です。

また、MickeyC型では保険免除保障がない分、MickeyB型と比べると保険料が安くなっています。

MickeyB型は死亡保障がついており、そのコストがかかっているため保険料が若干割高に。

つまりMickeyC型の方がMickeyB型よりも返戻率がアップするということですね。

例えば先程設定した条件で支払う保険料総額と受け取る保険金との差を求めてみると、

・MickeyB型:月額1万6,323円×12ヶ月×15歳払=293万8,140円

300万円-293万8,140円=6万1,860円

・MickeyC型:月額1万6,226円×12ヶ月×15歳払=292万680円

300万円-292万680円=7万9,320円

学資年金を受取るときは、支払った保険料の総額よりも下線分多く受け取れることになります。

特にMickeyCの方が支払う保険料と学資年金の差が大きい=小さい額で大きく受け取れることになります。

なんだか得した気分ですね。

このようにどのくらい得できるか?という割合のことを返戻率といい、以下の方法で求めることができます。

ちなみに上の例で返戻率を求めると、

  • MickeyB型:102.1%
  • MickeyC型:102.7%

となります。

払込期間

保険料の払込期間は次の4タイプから選ぶことができます。

  • 5年間
  • 10年間
  • こどもが15歳まで
  • こどもが17歳又は18歳まで(学資金支払い開始年齢による)

保険料の払込期間によって返戻率は変わり、払込期間を短くするほど返戻率は上がります。

その分1ヶ月に支払う保険料も高くなりますので、金銭的な余裕があれば短期間での支払いをしてもいいかもしれません。

契約者の年齢範囲 健康状態の告知

学資保険は誰でも契約できるわけではありません。

契約者はもちろん、被保険者となる子供にも契約年齢に範囲が定められています。

まず契約者対象はMickeyB型とMickeyC型で年齢の範囲が異なります。

MickeyB型は18~65歳まで、MickeyC型では18~99歳までで、いずれも被保険者の父母または祖父母までが契約者に該当します。

またMickeyB型は死亡保障付きの保険の為、契約の際に契約者の健康状態の告知が必須。

MicekyC型では特に告知の必要はありません。

次に被保険者となるこどもの契約年齢範囲ですが、これは学資金支払い開始年齢と払込満了・満期の時期が影響してきます。

近々7歳の誕生日を迎える子供のいるご家庭では、特に学資金支払い開始年齢や払込満了までの期間がキーとなってきます。

子供の契約できる年齢制限が迫ってきて焦ってしまいそうですが、慌てて決めることなくどんなスケジュールで教育資金を貯めていきたいかをじっくり検討しましょう。

また第一生命の学資保険は出産予定日の140日前からでも加入が可能。

子どもが生まれてからは生活スタイルも一変しますし、自分たちの時間をゆっくりとれる間に加入できれば後が楽になりますね。

学資金・満期保険金

あなたは将来、大学4年間での教育資金をいくらくらい用意しておきたいでしょうか?

学資保険では受取り総額から基準保険金額を求め、それをベースに学資金や満期保険金が支払われます。

第一生命の学資保険では、学資金・満期保険金を学資金支払開始年齢から合わせて5回、基準保険金額を支払います。

よって、受取総額を5で割った金額が基準保険金額です。

上図のようにもし300万円を用意しておきたいと考えたとき、基準保険金額は60万円。

この60万円を学資年金と満期保険金として5年間受け取ることになります。

ただし受け取りはこどもが学資金の支払い日や保険期間満了時に生存しているときのみ。

そして、学資金を受け取るときは申し出が必要になります。

もし申し出がなかった際は学資金が自動的にすえ置きされます。

こども応援団

MickeyでB型・C型とあったように、こども応援団にはA型という型名がついています。

おおまかな仕組みはMickeyと同じですが、こども応援団A型ならではの特徴もあります。

保険料免除保障

学資保険MickeyではB型の死亡保障のみだったのに対し、”こども応援団”A型では死亡保障も加え、契約者の6つの事由に対し保険料払込免除保障が備わっています。

しかしそれぞれ保険料免除になる条件があり、以下の事由になったからといって必ずしも対象となるわけではありません。

どういった病名や状態の時に対象になるのか、逆に対象外なのかを事前に知っておくことは大切です。

事由1:所定のがん

こども応援団A型の学資保険の契約後、生まれて初めて「所定のがん」と医師から診断確定されたときに、保険料の払込免除が適応されます。

ただし、責任開始の日(保険の申し込みをして、初回保険料の払込と告知・検査が完了した時点)から数えて90日以内にがんと診断確定されたときは免除対象事由になりません。

また、上皮内がん・非浸潤がん・大腸粘膜内がん・皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん等も除くとのこと。

ここで定められる「所定のがん」については約款に詳しく定めているそうです。

がんは必ずしも遺伝するとは限りませんが、もしもがん家系であったり、親戚で若くしてがんになってしまった方がいるようでしたらご自身がなる可能性も少なくありません。

万が一ということもありますので、契約する前に約款で確認しておいた方がよいでしょう。

事由2:急性心筋梗塞

急性心筋梗塞によって手術を受けたり、60日以上の労働制限が継続したと医師より診断された場合に該当します。

手術に関しても対象になるものが限られており、次の2つのうちどちらかの手術であれば対象です。

  • 公的医療保険の手術の算定対象となる手術
  • 先進医療に該当する手術

※先進医療においても、該当する手術を受けた時点で所定の要件を満たすものに限るため、医療行為・症状・医療機関等により保険料払込免除の対象とならないことがあるそうです。

また病名についても、急性心筋梗塞や再発性心筋梗塞は対象になりますが、狭心症などは対象外です。

事由3:脳卒中

脳卒中のため手術を受けたり、60日以上後遺症が継続したと医師が診断した時を保険料払込免除対象としています。

後遺症には言語障害、歩行障害、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が含まれます。

そして、脳卒中の中でも対象の適否はがあり、くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞が対象となり、外傷性脳内出血などは対象外。

手術に関しても事由2の急性心筋梗塞と同様の条件があります。

事由4:要介護状態

「介護」と聞くと高齢になってからのイメージがあり定年前の人たちにとって縁遠い話のように聞こえますが、決してそんなことはありません。

不意の事故や急な病気の発症で介護が必要になる可能性はどの年齢でも平等にあります。

最近では若年性アルツハイマーを発症する人も多く、全国で3.78万人もいると厚生労働省で推計されるほど。

このように介護に関して他人ごとと軽視せず、「明日は我が身」と捉えてもしもに備えましょう。

「要介護状態」は生命保険会社によって定められるラインが異なり、第一生命では以下のような状態を「要介護状態」とさだめています。

この要介護状態が180日継続したときに初めて保険料払込の免除対象となります。

実際に要介護になってしまうと自身の費用がかなり必要になってきます。

とはいえ可愛いわが子の将来の為に継続して教育資金を備えていってあげたいはず。

そんな危機的状況の中保険料の払い込みが免除になるのは、大変ありがたい保障です。

事由5:身体障碍状態

身体障碍者福祉法における1~3級の身体障碍者手帳が交付された場合に保険料払込の免除が対象になります。

障害等級関しては以下を参考にしてください。

国民年金・厚生年金保険 障害認定基準

事由6:死亡

保険契約者が亡くなってしまった際に以後の保険料払込は免除されます。

保険料と返戻率

”こども応援団”A型の学資保険には上記のような充実した払込免除保障がついているため、Mickeyと比べるとやや保険料は割高に。

MickeyB型と同様に、契約者の年齢や性別・こどもの契約時の年齢も保険料を決めるうえでポイントとなります。

意外なことに、”こども応援団”学資保険では同年齢の男女は男性の方が保険料が安いようですね。

第一生命の調べによると、20~40代の男女において今後20年以内の3大疾病になる確率は、男性よりも女性の方が高い模様。

よって、病気・障害のリスクの少ない男性の保険料を下げて負担を軽くしているのでしょう。

また保険料が安くなるということは、返戻率がアップするということ。

Mickey学資保険と同じ条件で返戻率を計算してみます。

・こども応援団A型:月額1万6,525円×12ヶ月×15歳払=297万4,500円

受取る金額と支払う保険料の差は2万5,500円となり、さらに返戻率は

297万4,500円/300万円×100=100.8%

驚くほどお金が得するわけではありませんが、免除保障が充実している上にお金が所定より増えていることを考えれば学資保険のメリットとして十分にあります。

払込期間

Mickey同様、”こども応援団”A型も払込期間は5年・10年・15歳まで・17歳又は18歳までの4タイプです。

”こども応援団”A型では払込む保健料がやや高くなるので、その分払込期間によって返戻率も大きく影響します。

検討している年齢のうち負担をかけない範囲で返戻率が一番よくなる組み合わせを考えてみましょう。

契約者の年齢範囲 健康状態の告知

”こども応援団”A型にも契約者と子供の年齢範囲や条件があります。

条件内容はMickeyB型と同様。

契約者は18~65歳のうち、被保険者の父母または祖父母が対象となっています。

”こども応援団”A型にも保険料払込免除保障が付帯されていますので、契約者の健康状態の告知等は必須。

契約時に嘘の申告をしてしまうと、いざというときに保険金が支給されない可能性がありますので、正直に申告をしましょう。

また被保険者となるこどもの契約年齢範囲はMickeyと全く同じです。

出生予定から140日前加入の特則も同様。

念のためMickeyでも紹介した表を記しておきますのでご参考になさってください。

学資金・満期保険金

学資金・満期保険金の受け取り方はMickeyで説明したことと同様です。

すべては基準保険金額がベースとなりますので、いつから、そしていくらずつ受け取りたいのかを受取り総額から逆算して考えてみてください。

3つの保険料のまとめ

第一生命が販売している3タイプの学資保険について紹介しました。

これらをまとめて比較してみましょう。

「もしも」の備えを厚くするという点ではやはり”こども応援団”A型が圧倒的に魅力的ですね。

保険料は少し高くなりますが、保障内容を含めると納得の金額とも言えます。

特に片親の場合は、自分が病気やケガ・ましてや亡くなってしまうとこどもの生活がままならなくなる可能性が高くなります。

そうならないためにも、考えられるリスクに対してある程度保障をしておくことが必要なのです。

その時医療保険・死亡保険・学資保険を個別に入るより1まとまりになっている方が負担が軽くなる場合もありますので、もし今なにも保障を付けてない場合はこども応援団A型は適当でしょう。

ただしもしすでに医療保障や死亡保障のある保険に加入している方には、内容が重複してしまう可能性も。

そういったときは至極シンプルなMickeyC型がオススメです。

他の保険で「万が一」がカバーできるのであれば一番保険料も低額にすることができますし、返戻率もアップして効率的に貯蓄をすることができます。

”教育資金の準備”という学資保険の本来の目的をもっとも活かせるプランといえます。

そしてもし契約者が亡くなってしまった場合は契約時に選んだ後継保険契約者に保険契約上の一切の権利と義務を承継することも。

そうすれば長く続けてきた保険を途中解約しなくて済みそうですね。

後継保険契約者は、被保険者・被保険者の父母・保険者の2親等内の親族のうち1人が対象です。

そしてMickeyB型は他の2プランの平均をとったようなもの。

また、MickeyB型は男性よりも女性が加入した方が保険料は割安です。

最近では出産後も働く女性が増え、仕事・家事・育児の夫婦分担のバランスは家庭によってさまざま。

そして万が一のリスクを考えて保険に入る場合、残された家族がお金に困らないよう稼ぎ頭の方ばかり保障を手厚くしがちですよね。

しかしもしも家庭を支えてくれていた人の方がいなくなってしまったら?

仕事の他に家事・育児が重なり、今までのように仕事に費やせる時間は少なくなります。

当然収入は減るでしょう。

そういったときに死亡保障があれば、子供の教育費に関しての心配は経験できるはずです。

『夫は医療保障も死亡保障もある保険に入っているけれど、私は医療保健しか入ってないので心配だわ』

というご家庭では、MickeyB型の学資保険を検討されるとよいでしょう。

共通の留意点

これまで解説してきたように、第一生命が掲げる3つの学資保険はどれも魅力的な商品ですが、留意しておきたい点もあります。

第一生命が販売する学資保険に加入する際の留意点は次の3つ。

解約返戻金は下回る

保険を解約すると、解約返戻金を受け取ることができます。

しかし今まで払ってきた保険料から手数料や諸経費等が差し引かれるので、確実に保険料の累計額を下回ります。

折角貯蓄をプラスにするために保険に入ったのに、逆にマイナスになってしまったら今までの努力が水の泡。

途中解約するときは慎重に考えましょう。

また、高返戻率を狙って背伸びした保険料設定も途中解約を招く要因になりかねません。

「無理なく長く続けられる」をベースに保険料設定を心がけてください。

税務の取り扱い

学資金や満期保険金は所得税と住民税の対象になります。

保険契約時に設定した基準保険金額をそっくり受け取りできません。

また、基準保険金額を高く設定するほど税金も増えますので注意しましょう。

死亡給付金

極力考えたくないことですが、万が一被保険者である子供が亡くなってしまった場合、それ以降学資金を受け取ることはできません。

代わりに死亡給付金が保険会社から支払われ、契約は消滅します。

死亡給付金は以下の計算方法で求められます。

まとめ

今回は第一生命の3つの学資保険について紹介しました。

どのタイプも特徴がはっきりしているので、契約する側は家庭の状況に合わせて取捨選択しやすいことでしょう。

そしてきっとご家庭に合ったプランが見つかるはずですので、ニーズを妥協せずしっかり検討してみてくださいね。

この記事が保険選びの一助となれば幸いです。

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